| INDEX |
| 001)ニホンカモシカは哲学者? 002)ニホンカモシカはバカ? 003)ニホンカモシカは温泉好き? 004)ニホンカモシカ伝説その一 005)ツノの使い道その一 |
| 005)ツノの使い道その一 |
| ニホンカモシカの10頭のうち1頭の割合で見つかるというアメ色のツノは、カツオ釣りの擬餌針として用いられ重宝されたため、昔は大変な高値で取引されたらしいです。 |
| 004)ニホンカモシカ伝説その一 |
| ニホンカモシカのメスのお腹に双子がいるときには、必ず一緒に「珠(たま)」が入っているという伝説が、東北地方にあるそうです。これは「かもしかの珠」と言われ、直径6分(1.82cm)くらいの珠を 魔除けとして代々大切に伝えている家もあるとか。 |
| 003)ニホンカモシカは温泉好き? |
| もう3、4年も前の読売新聞のアマチュア写真投稿欄に「カモシカと混浴」という写真が掲載され、本当にびっくりしました。菅平高原の露天風呂に確かにニホンカモシカがどっぷり浸かっていたのです。あたりの風景は白い雪でおおわれていましたが、もともと寒い地域の動物、寒くて暖まりにきたわけではないでしょう。それにそのわずか3mくらいのところには人間も入浴してます。夜の撮影で、しっかりフラッシュもたかれて撮影されたようですが、なんら驚いた様子もない写真でした。どこか具合がわるくて湯治にでも来たのでしょうか…。 |
| 002)ニホンカモシカはバカ? |
| 日本人は遙か昔の「日本書紀」の時代以前からニホンカモシカと、狩りを通して生活上かかわってきました。日本の広い地域にニホンカモシカは生息していましたから、それぞれの地方で様々な名前で呼ばれていました。その中に「バカジシ」だの「ニクバカ」だの、もろに「アホ」だのと、ずいぶん失礼な名前で呼ぶ地方もありました。ニホンカモシカは好奇心が強いというか、動くものがあればつい立ち止まって見入ってしまう習性があります。これを逆手に取って、ひとりの人間がニホンカモシカの前で踊ったり手ぬぐいを振ったりして注意をひいて立ち止まらせ、もうひとりの人間がその背後から近づいて捕まえるという猟の方法が、古くからあったそうです。身の危険も感じないで人の妙な行動に惑わされるところが「ばか」に思われたのでしょう。実際、解剖してみると、ニホンカモシカの脳のシワは、ウシやヤギの脳よりもずいぶん少ないらしいです。 |
| 001)ニホンカモシカは哲学者? |
| 野生のニホンカモシカと山でばったり出会ったりしたとき、かれらはちょっと離れたところから少し首をかしげた感じでこちらをじっと見守る姿勢をとります。近づいていったり脅かしたりしない限り、かれらは身じろぎもせず、好奇心満々の表情でこちらの様子に見入ります。この立ち姿を「寒立ち」というそうです。山の頂きのような高いところでも同じような表情で「下界を見下ろす」ような立ち方をします。深く思慮にふけっている姿にも見え、「山の哲学者」ともよばれるそうです。群れを作らず孤高な感じなのも哲学者たる所以かもしれません。 |