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010 ◆ かもしかとしか |
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| 2002年11月21日。ラジオで小耳にはさんだニュースにびっくりして、あわてて調べてみました。 |
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動物園などで、カモシカ舎のニホンカモシカを指して「シカだよー」などと言われているのを聞くにつけ、なにやら哀しくなったものですが、ムキになって「カモシカはシカじゃないよ」って言い続けているうちに、シカはカモシカのライバルか?なんて時々思うことがあります。 どこが似ていてどこが違うのか?仮想ライバル、シカとは一体・・? ニホンジカ(英名Sika Deer、学名Cervus nippon)は、日本・朝鮮半島・中国の森林・草原にオスとメスは別々の群れを作って生息します。記事にもあるように「奈良のシカ」はニホンカモシカと同じく国の天然記念物です。 シカは偶蹄目シカ科、カモシカは偶蹄目ウシ科です。 シカのオスの大きく枝分かれした派手なツノはニホンカモシカのシンプルなツノとは見た目も違うし、構造も違います。シカのツノはオスのみに生え、毎年春先に抜け落ちて生え替わりますが、カモシカのツノはオスメス両方に生え、一生モノで生え替わりません。 シカの夏毛は鹿の子模様と呼ばれる茶褐色の地色に個体別に異なる白の斑模様があります。冬毛の時は白の斑模様は消え、全体的にオスは濃い茶色、メスは灰褐色になります。夏冬通してお尻に白い毛が密集しているのもシカの特徴。 寿命は両者とも約10〜15年くらいでだいたい同じようです。 一夫一妻の誠実な?カモシカと違って、シカは一夫多妻のハレムを作ってナワバリを管理します。 シカのナワバリのしるしはカモシカと一緒で、匂いやツノ研ぎ痕を木につけて主張します。 シカはカモシカと似た食性で草や木の葉を食べ、反芻をします。 天敵である動物がいなくなり、また保護政策などにより、近年はその生息数を増やし、人里に出没して森林被害や農作物被害を与えるようになり「害獣」とまで言われるようになってしまいました。この点でシカはカモシカと同じ悩みを抱えています。 しかし高い山の奥の方で暮らすニホンカモシカに比べて、人里に近い低い地域に暮らすシカは、道路に飛び出して交通事故に遭う確率が高いです。年間300頭近くのシカが交通事故で亡くなるとは、あまりにも不幸なことです。 その生態が似ているような似ていないような、カモシカとシカ。 いや、あの、まうご犬がラジオのニュースでビックリした理由は、そんな関係の両者なのに なんで「奈良のシカ」はちゃんと供養されるのに、カモシカにそういう話は無いのっ?! ・・・て、思っただけなんですけどね・・。 事故死する数はシカに比べて少ないかも知れませんが 、カモシカだって多数が犠牲になっています。今年は特急列車と衝突して死んでしまった強者カモシカもいます。そういう不幸なカモシカたちをちゃんと慰霊して供養してくれる神社やお寺はないもんですかね。と、ちょっとひがんでしまいましたのさ。 カモシカは古くから日本に存在する動物でありながら、あまり人目につかないところで生活してきたせいでか、こういう人間と関わる行事には用いられないのでしょうね。「カモシカ祭り」なんてのも聞いたことありませんし。でも、ひょっとしたら、どこかにカモシカを用いた祭礼とかあるのかも・・? もしもご存じの方がおられましたら、是非まうご犬までご一報くださいませ。 |
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