世界のかもしかNEWS
2002年9月30日

◆ 世界最長寿ニホンカモシカ!

御在所岳山上の日本カモシカセンターで飼育されているニホンカモシカのヨーアーさん(メス)は、今年めでたく満20歳となりました。人間だったらやっとオトナの仲間入りという年齢ですが、カモシカ年齢では大変な長寿です。

ヨーアーさんは1982年7月14日に岐阜県中津川市の夜明けの森公園で生まれ、1987年12月に日本カモシカセンターにやって来ました。生まれた時から人間に飼育されてきたため、とても人慣れしていて、マイペースで貫禄のある落ち着いた立ち振る舞いをするニホンカモシカです。カメラでの写真撮影も怖がらないので、いろいろな雑誌やカタログに登場するカモシカモデルとしてのキャリアも長いのです。

ニホンカモシカの長寿世界記録は1999年1月に死亡した名古屋の東山動物園の「ヒロ」(メス)の27歳というものがありますが、現在の世界の飼育ニホンカモシカの中ではヨーアーさんが最高齢。ヒロさんの記録を更新するくらい、このままずーっと元気で長生きしてほしいですね。
残念なお知らせもあります。

秋田市大森山動物園で飼育されていたシロカモシカ(シロイワヤギ)のオスのジャックが7/8に亡くなりました。
ジャックは1997/5/29、横浜市立金沢動物園で生まれました。父親は金沢動物園で今も健在なキクチヨ。1998/7/15 に大森山動物園へ繁殖計画(ブリーディングローン)で移っていました。
メスのデミーと一緒に暮らしていましたが、まだ5歳という若い盛りに病気になってしまい、今年の夏を迎えることはできませんでした。
大森山動物園のページ で見るジャックの写真は、とても若い頃のキクチヨに似ていて、いつか会いに行きたいと思っていたものの、こんなにはやく死んでしまうとは・・本当に残念です。

もう一件。
富山市ファミリーパークで9/22の朝、今年7/26に誕生したばかりのニホンカモシカのジュウベエ(オス・母=サチコ、父=ヤスオ)が死亡してしまいました。
解剖の結果では、死因はふんの中に生息する寄生虫による肺炎、腸炎の可能性があるそうです。生後間もなかったため、寄生虫に対する抵抗力がなかったということのようです。かなり暑い時期になってからの生まれだったので、ちょっと心配で、無事の成長を祈っていたのですが、届きませんでした。
ジュウベエは死亡日前までには体長73センチ、重さ8.4キロと順調に成長しており、元気にはね回っていたそうなので、まったくの突然死です。カモシカの体調は人間が見極めるのは大変難しいそうで、どんなに元気そうに見えても油断なりません。
子育てのベテラン、サチコお母さんは昨年も不幸な事故で赤ちゃんを失っています。サチコお母さん、ショックを受けてなければいいのですが。
富山市ファミリーパークに行く機会のある方、サチコお母さんを励ましにちょっと見に行ってあげてくださいね。


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